2019年11月21日に完全クリア。
その感想を書いていきたいと思います。
ネタバレはなしの方向で。
公式サイトはこちら。
【総評】 | ★★★★★ | |
シナリオ | ★★★★★ | |
グラフィック | ★★★★★ | |
音楽 | ★★★★★ | |
システム | ★★★★☆ | |
総プレイ時間 | 約20時間 |
=感想=
一言で言えば、「あらゆる意味で刺さる濃厚な大正浪漫」。
以前PSVita版を遊んだのですがなんとかギリギリ味を残しつつ、でもやはりPC版を遊んでしまうと、コンシューマ版では物足りなさを感じてしまう作品です。
興味があるという方は、未成年であれば成人するまで待ってから遊んでほしいです。
ただスチルが増えていたり、立ち絵が描き直されていたりもするので、どうしてもスチルが多いほうが良い、新しい立ち絵のほうが好きということであればコンシューマ版でも大丈夫です。
確かにとあるBADエンドで回収できるスチルがとても綺麗で、PC版でそれがなかったことがとても寂しかったので……!
でもやはりできることならPC版で遊んでほしいです……。
では細かい感想に移りたいと思います。
【シナリオ:★★★★★】
人を選ぶ作品だと思います。
いろいろな性的嗜好、際どい設定などなど、年齢制限があることをここまで最大限に生かして振り切っている作品も珍しいと思います。
また、GOODエンドだけではなく、BADエンドにも相当シナリオに力が入っていますので、是非全てのシナリオに目を通していただきたいです(ちなみに私の好きなシナリオ2本はどちらもBADエンドですw)。
【グラフィック:★★★★★】
立ち絵もスチルも美麗です。
なにより個人的には、メッセージウィンドウのデザインがオリジナルのものだったのが特に良かったです(コンシューマ版は灰色の汎用デザインだったので)。
【音楽:★★★★★】
世界観と雰囲気にあった曲がとても良かったです。
場面にもしっかりと合っていて、ぐっと盛り上がりました。
【システム:★★★★☆】
基本的に欲しい機能は全て備わっています。
細かいところまで気を配っているのはとても良いのですが1点だけ。
スキップを利用して選択肢に入ったときにスキップ解除ができず、その後が未読ならば良いのですが、既読であり読みたい場合は一度選択肢の段階でセーブをしたのち、そのデータをロードしなければならないという手間だけがどうしても気になりました。
初見プレイならば気にならない点だとは思うのですが、再度プレイしたいときにはひどくおっくうになってしまうと思うので、★-1させていただきました。
以上です!
ここまでお付き合いくださりありがとうございます!
先ほども書きましたが、とても人を選ぶ作品なので人によってはキツイと思う描写もあるとは思います。
実際私も好きではない描写もあるにはありました。
けれどそれを凌駕する内容で、PSVita版を遊んだときはもちろん、今回もさらに衝撃を受けることとなりました。
まだ触れたことのない方は是非遊んでほしい作品です。