2022年6月2日に完全クリア（トロフィーコンプ）。
その感想を書いていきたいと思います。
ネタバレはなしの方向で。
公式サイトはこちら。
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【総評】 | ★★★★★ |
| シナリオ | ★★★★★ | |
| グラフィック | ★★★★★ | |
| 音楽 | ★★★★★ | |
| システム | ★★★★☆ | |
| 総プレイ時間 | 約80時間 |
＝感想＝
一言で言えば、「文明が滅んだ世界で、不治の病の治療を促すゲーム中に目覚めなくなった妹の謎を追う話」。
私は以前よりウォーターフェニックス作品が好きで、今回発売を心待ちにしていました。
期待通りのクォリティで大変満足して遊ぶことができました！
ゲームで病を治療ってどういうこと？ 文明が滅んでいるのにゲームができる環境とは？ という感じではありますが、分からないなりに遊んでいくうちにその辺りの違和感は徐々に解消されていくと思います（少なくとも私はそうでした）。
最初こそ独特の世界観に戸惑うかとは思いますが、置いてけぼりにならないよう丁寧に物語が展開していくので、分からなくて投げてしまうということもない作りになっています。
ただ本当に丁寧に展開していくので、人によっては冗長に感じてしまうかもしれません。
また、主人公がプレイヤーに合う合わないが結構はっきり分かれる性格をしているので、合わないととことん辛いことになるかもしれません。
それさえ問題なければ、物語に没頭してすごく楽しめるとても良いゲームだと思います。
読後感も悪くなく、それでいて心の奥底に重量を持って残るようなそんな物語です。
それでは細かい感想に移りたいと思います。
【シナリオ：★★★★★】
個人的にはとても好きな雰囲気でしたし、どう決着がつくのか気になって夢中でプレイしました。
マルチエンディングにはなっていますが、一部バッドエンドを除きバッドに行く選択肢を踏めば即バッドエンド、グッドエンドは分かりやすい選択肢が最後に用意されているので見たいエンディングにたどり着けないことはほぼないと思います。
物語そのものは総プレイ時間を参照していただければ分かるように、膨大なボリュームのシナリオとなっているのでたっぷりおなかいっぱい楽しむことができます。
遊び終わってこんなに遊んでいたのかと思うほど、正直長さを感じないくらいに没頭して遊んでいたので、なんとも不思議な気持ちですがｗ
終わる頃には離れることにさみしさを覚えました。
【グラフィック：★★★★★】
少し癖のある綺麗なグラフィックです。
立ち絵もスチルもものすごく豊富で、文章ももちろんなのですがキャラクターたちがとても表情豊かに、重要なシーンではスチルが物語を鮮やかに彩ってくれています。
目でもたくさん楽しめる作りになっています。
【音楽：★★★★★】
壮大でいてどこか懐かしさを感じるBGMが物語とマッチしていてとても良かったです。
どれもとても印象的で、曲を聴くだけでもシーンが思い浮かんでグッときました。
【システム：★★★★☆】
必要な機能は過不足なく揃ってはいたので快適にプレイできました。
UIがシンプルなので分かりやすくて良いと思うのですが、人によっては凡庸に感じるデザインかなとも思います。
以上です！
ここまでお付き合いくださりありがとうございます！
人を選ぶ部分もありますが、前作の「最悪なる災厄人間に捧ぐ（当方レビュー）」よりはずっと万人向けの作品だったな、と感じる作りになっていますｗ
初めてウォーターフェニックス作品に触れるには良い作品かもしれません。
世界観もキャラクターもしっかり生きているすごくいいゲームだと思います。
おすすめの作品です。
