◇2020/1/9 加筆修正しました。対象部分はこの色で明記してます◇
2018年6月21日に全EDクリア。2020年1月8日2周目全EDクリア。
その感想を書いていきたいと思います。
ネタバレはなしの方向で。
公式サイトはこちら。
◆祝!第14回 ふりーむ!ゲームコンテスト アドベンチャーゲーム部門 金賞受賞◆
【総評】 | ★★★★☆ ★★★★★ |
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シナリオ | ★★★★★ | |
グラフィック | ★★★★☆ ★★★★★ |
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音楽 | ★★★★☆ | |
システム | ★★★★☆ ★★★★★ |
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総プレイ時間 | 約4時間 |
=感想=
一言で言えば、「切なくて残酷で、それでいてあたたかいとある友情のノベルゲー」。
UIの色合いもあってか、全体的に透明感のある印象を受けます。
キャラの口調にクセがあるので、もしかしたら苦手に感じる人もいるかもしれません。
冒頭の流れとしましては「死んだはずの親友が死んだ自覚なく戻ってきたので、自覚させたらいなくなってしまいそうで、なんとか自覚させないように奮闘する」というものです。
ギャグもあるにはありますが、基本的な雰囲気は決して明るいものではありません。
と言っても鬱というわけでもないので、鬱が苦手な人も触れられると思います(といっても苦手に感じる方にはつらいところもあるかとは思います)。
周回プレイの追加要素はとても細やかで没入感とても上がっています。
では細かい感想に移りたいと思います。
【シナリオ:★★★★★】
真綿でじわじわ首を絞められるようなしんどさを感じるところもあり、ふふっと笑えるところもあり、でも最後にはきっと爽やかな気分になれると思います。
私は結構涙で顔をぐしゃぐしゃにしながらやってましたw
周回プレイも楽しめる仕様になっているので、違いを楽しみながらプレイできます。
また、ひとつのEDが結構たどり着くのが難しいので、メモを取りながらプレイすると良いかと思います。
全て遊び終えた後のおまけや追加要素もたまらないものになっているので、是非隅々まで遊んでほしいです。
【グラフィック:★★★★☆★★★★★】
色使いもUIも全体的にとてもやわらかな色合いです。
画面の左右を囲う要素に胸がぎゅっとなったりもします。
区切り区切りで入る変化の演出もとても好きです。
あとおまけで見られるのですが、演出や色使いひとつひとつにもこだわりが込められていて、唸らせられます。
今回2周目を遊んでみて、さらに演出面の力の込め具合、2周目での追加要素に感情を揺さぶられ続けました。
スチルが欲しいところに過不足なくあり、想像を掻き立てるところ、立ち絵の細やかさは完璧だと思います。
(正直な話前回の感想時なんで★4つだったのか過去の自分に問いたいくらい……w)
【音楽:★★★★☆】
基本的に綺麗な雰囲気の透明感を感じる曲がそろっています。
どれも良曲揃いですのでおすすめです。
サントラを作ってみたら思い出して胸がぎゅっとしそうですね……。
【システム:★★★★☆★★★★★】
吉里吉里製ですので、ノベルゲーに必要な機能はそろっています。
ですので、不便さを感じることはないかと。
強いて言うならバックログが1ページ1ページがウィンドウ1つ1つになっているので、そのまま上にスクロールすれば見られるような仕様ならもっと良かったかな、といったところです。
その辺は吉里吉里の仕様上でどうにもならないのなら仕方ないのですがw
ver1.1以降修正されました!
とても見やすく、遡りやすくなりました。
また前回書きそびれたのですが、エンドリストだけではなく、本編のシーンごとに見られるチャプターリストも実装されているので、見たいシーンも見返しやすいとても親切な仕様に頭が下がります。
以上です!
ここまでお付き合いくださりありがとうございます!
私はとても好きなゲームです。
いろいろな面で揺さぶられ、しばらく余韻に浸っていました。
下手したら未だに抜けきっていないかもしれませんw
何か心に来るものはあると思います。
短い時間で遊べるゲームなので、ぜひ遊んで欲しいです。
とてもおすすめのゲームです。