壁]v・)<壁的情報局

合成音声ソフトを用いた曲紹介やクリアしたゲームの感想を載せてます!

壁]v・)<Switch「探偵・癸生川凌介事件譚 Vol.5『昏い匣の上』」感想

2021年10月14日にクリア。
その感想を書いていきたいと思います。
ネタバレはなしの方向で。

公式サイトはこちら

f:id:aryan1226:20211021105622j:plain 【総評】 ★★★★☆
シナリオ ★★★★☆
グラフィック ★★★★☆
音楽 ★★★★☆
システム ★★★☆☆
総プレイ時間 約1時間

=感想=
一言で言えば、「ホラーな味が強めの異色な作品」。
携帯アプリ時代に既にプレイ済の人間によるレビューです。
今作はメインキャラである生王正生癸生川凌介が出てくるには出てくるのですが、ほとんどがオカルトライターで生王の友人である弥勒院蓮児の視点で進んでいく、という時点でまず異色になっています。
また今までのメインキャラの出番もほとんどなく、ミステリーよりもホラーの要素の方がよっぽど強いので推理ゲームをやっている感覚よりもホラーゲームをやってるような気分になります。
結構人を選ぶ作品かもしれません。
私はホラーはあまり得意ではないのと、割と自分にとって初見プレイの時がショッキングだった印象が強かったこともあって、良くも悪くもすごく印象に残っている作品です。

それでは細かい感想に移りたいと思います。

【シナリオ:★★★★☆】
ミステリーホラーというジャンルがしっくりくると思います。
BGMも演出も恐怖を煽ってくるので、人を選ぶ作品になっています。
ホラーが好きな人はすごく気に入るんじゃないかと思います。
ミステリーとしてもキャラの行動を含めてしっかり作り込まれていて、とても楽しめるものになっています。

【グラフィック:★★★★☆】
携帯のグラフィックだからこその怖さがあります。
雰囲気が出ていて、描写しきれないところは文章で淡々と説明され、想像を掻き立てられることで逆にぞわっとしました。
今回の主人公である弥勒院が冷静過ぎるのも怖く感じました。

【音楽:★★★★☆】
まだ豪華版も出ていない頃にプレイした時は、タイトルのBGMが良い意味でどうにも苦手意識があったのですが、今回の豪華版の移植にあたって音色が変わったことでそれが薄れていて遊びやすくなっていたのは個人的にとても良かったです。
今回は前作と違い過去編というわけでもないので、今までのシリーズから統一されたものが使用されています。
それでも恐怖や不安を煽られる使い方がされていてとても良かったです。

【システム:★★★☆☆】
特に今までのシリーズと変更なくセーブは1つです。
ただやはりプレイ時間の通り1時間程度という短くまとまったものになるのでそんなに気にはならないかと思います。

以上です!
ここまでお付き合いくださりありがとうございます。
シリーズの中でも人を選ぶ部類の作品ではありますが、逆にピッタリはまればめちゃくちゃお気に入りの作品になると思います。
おススメのゲームです。