壁]v・)<壁的情報局

合成音声ソフトを用いた曲紹介やクリアしたゲームの感想を載せてます!

壁]v・)<Switch「ファミコン探偵倶楽部 うしろに立つ少女」感想

2021年5月23日にクリア。
その感想を書いていきたいと思います。
ネタバレはなしの方向で。

公式サイトはこちら

f:id:aryan1226:20210621133102j:plain 【総評】 ★★★★★
シナリオ ★★★★★
グラフィック ★★★★★
音楽 ★★★★☆
システム ★★★★☆
総プレイ時間 約10時間

=感想=
一言で言えば、「デザインやUIなどを現代風にアレンジした良リメイク作」。
SFC版はプレイ済、ディスクシステム版は未プレイです。
全てが美麗に、そしてフルボイスになりました。
SFC版でもメインキャラはもちろん、結構モブの女性キャラが魅力的に描かれていましたが、更に魅力が高まっているように感じました。
1作目である「消えた後継者」とともにプレイを推奨しますが、こちらが前日談にあたるのでどちらからプレイしても大丈夫な作りになっています。
ただ少しだけ前作のネタバレには抵触しない程度の小ネタがあったりもするので、個人的には1作目からプレイしたほうが良いかな、といった感じです。
また、前作に比べてホラー要素が結構前面に押し出されているので、ホラーが苦手という方は注意が必要かもしれません。
私も苦手ではあるのですが、それ以上にとても物語としての楽しみのほうが大きく、やって良かったと思えるものでした。

それでは細かい感想に移りたいと思います。

【シナリオ:★★★★★】
学校でよくある怪談と殺人事件とを上手く絡めた展開がたまりませんでした。
ホラー要素も強く、前作と比べてオカルトな面を前面に感じられたのは、ホラー好きにも良いものになっていると思います。
ミステリーとしての面白さも遜色なく、色々な面で楽しめるものになっていると思います。
1作目も1作目ですごく良かったので、どちらが良いかと聞かれると完全に好み、といった感じで分かれることになると思います。

【グラフィック:★★★★★】
とても美麗になり、キャラクターはとても生き生きと動きます。
ただやはりFC、SFCでのグラフィック特有の怖さは薄れているように感じました。
それでも声優さんの演技や高画質ならではの怖さもあるので、また違った印象を受けると思います。
また、おそらくなんですがフルボイスになったことで差し替えになった部分もあり、同じ驚きを違ったアプローチで、リメイク前同様のプレイヤーに与える気持ちを大切にしているように感じられたのもとても良かったです。

【音楽:★★★★☆】
良アレンジだと思います。
印象としてはSFC版をアレンジした、といった感じを受けました。
人によっては少し大人しい雰囲気になったと感じるプレイヤーもいるかもしれません。

【システム:★★★★☆】
SFC版を元にそれを更にリメイク、といったものになっています。
ですので、SFC版でカットされたものはそのまま、逆に追加されたものはそのまま追加されています。
また、2作目も1作目の感想でも書いた通り、フォントのレトロ風への変更、上記にも書いたBGMをFC時のものに変更することも可能になっています。
SFC版の音源にも変更が可能です。
当時のファンにはとても嬉しい仕様になっていると思います。

以上です。
ここまでお付き合いくださりありがとうございます。
とても大切に作られたリメイク作でとても感激しました。
もう1作まだリメイクに至っていない作品があるそうなので、そちらのリメイクもいつかやれたら嬉しく思います。
とてもおススメの作品です。