2021年5月18日にクリア。
その感想を書いていきたいと思います。
ネタバレはなしの方向で。
公式サイトはこちら。
【総評】 | ★★★★★ | |
シナリオ | ★★★★★ | |
グラフィック | ★★★★★ | |
音楽 | ★★★★☆ | |
システム | ★★★★☆ | |
総プレイ時間 | 約10時間 |
=感想=
一言で言えば、「デザインやUIなどを現代風にアレンジした良リメイク作」。
私は今作が初見プレイですので、原作からの変化などには触れることができませんのでご了承ください。
コマンド選択式ADVなので、現代のADVに慣れたプレイヤーはまどろっこしさを感じるかもしれません。
ただUIやキャラデザなどはとても現代風にアレンジもされており、洗練された印象を受けました。
ストーリーはとても丁寧に纏められていて、点と点が線になっていく瞬間はたまりませんでした。
ミステリーとしても一つの物語としてもとても素晴らしく、夢中になってプレイしていました。
今回のリメイクで触れることができて幸せだと思えるものでした。
とてもおススメのゲームです。
それでは細かい感想に移りたいと思います。
【シナリオ:★★★★★】
上記の通りミステリーとしても物語としてもとても丁寧に作られていて感激しました。
フラグが少し分かりづらくて詰まった部分もありはしましたが、1つほどでそれ以外は特に困ることはありませんでした。
ただ、リメイク前の作品を遊んでいた方はひとつ追加された要素により詰み回避できた部分で肩透かしを食らうかもしれません。
【グラフィック:★★★★★】
キャラクターは生き生きと動き、背景も風を感じる作りで、没入感が高かったように思います。
今作でCVも追加されたので、より物語に深みが出た感じもありました。
ただFCのグラフィック特有の怖さというものもあったと思うので、その辺りは薄れているかと。
その代わり遺体がしっかりアップで映し出されるので、ゾッとする要素としては増えているんじゃないかと思います。
【音楽:★★★★☆】
物語の雰囲気に合ったアレンジになっていると思います。
捜査時のBGMは軽快ながらどこか切ない雰囲気で、寺はどこか不穏な雰囲気を感じました。
FC時代の方が良かった、という方もオプションでFC音源に変更できる点もすごくたまらない仕様だと思います。
【システム:★★★★☆】
当時の雰囲気を壊さない程度の改変になっている(と思います)ので、良くも悪くもめんどくささが残っています。
FCの雰囲気でプレイしたい方向けに、フォントのレトロ風への変更、上記にも書いたBGMをFC時のものに変更することも可能です。
ただグラフィック自体を変更することはできないので、個人的には雰囲気がちぐはぐに感じました。
以上です!
ここまでお付き合いくださりありがとうございます。
ずっとリメイクされなかった名作に今回触れることができてとても嬉しく思いました!
根強いファンがいることは知っていたのですが、今作に触れて心の底から納得できました。
リメイクとしてもとてもしっかりと大切に作られており、原作ファンでも思い出に浸りつつ遊べると思います。
とてもおススメの作品です。